幼なじみ(7)
シャツのボタンが全部、周りに飛び散った。
心臓の音が、猛に聞こえるんじゃないかと思うくらい高鳴っている。
オレは・・・猛に抱かれたかった。
だから、猛が理性をなくしてくれたら・・・都合がいい。
オレの中を猛でいっぱいにしたい。
なのに・・・心が痛い・・・。
苦しい・・・。
猛は目の前に露わになった胸の突起に向って手を伸ばしてきた。
軽く・・・突起を押しつぶしてくる・・・。
「いっ・・・やぁっ・・・んん・・・」
違う・・・オレは・・・イヤじゃない・・・。
猛に触られて、嬉しがっている。
胸の突起を触られてだけなのに、オレのモノはズボンの上から苦しそうにもがいている。
「これぐらいで、大きくなってるのか?」
じれったい速度で、猛の手は・・・オレのモノを外の空気に触れさしていく。
けど・・・直接モノには触ってこない。
猛の指先は、もっと後ろの方へ向って進んでいる。
汗によって滑らかになった、蕾へ猛の指が触れた。
「男なんて抱いたことないから・・・手加減なんて出来ないからな。」
「いっ・・・痛いっ!!裂けるっ・・・ちょっ・・・と・・・待って・・・・・。」
指でほとんどほぐされないまま、猛のモノはオレの蕾を貫いた。
裂けそうなほど・・・痛い・・・。
このままじゃオレ・・・壊れてしまう・・・。
「いゃっ、ぁ・・・そこっ・・・・・やぁ・・」
痛かった・・・。
痛いはずなのに・・・どこか・・・気持ちいい・・・。
猛に抱かれているから・・・。
猛だから・・・。
猛・・・。
・・・・・・・たけ・・・る・・・・・・・。
遠のく意識の中で、猛のことしか考えていなかった・・・。
この後に訪れることが分かっている苦しい日々のことを、考えたくなかった。
今のことだけ・・・。
この一瞬だけが・・・ずっと続けば良いと思っていた。
猛・・・・猛のことが本当に好きなんだ・・・。